平家の嵐さん

少し前に出た雑誌ですが、「婦人公論」の記事について。
この雑誌、嵐さんを題材に短歌を詠んだりして、切り口が面白いんです
今回は、各メンを平家の公達に例えていて、ライターさんは「源氏物語」を全訳していらっしゃるエッセイストの方です。

私は大学時代、中古文学(平安文学)を専攻していて、その頃の文学には今でも興味があるのですが、最近は平家物語もいいなあと、平家の公達に関心を持ち始めました。
まだまだ素人ですが^^;

その頃の公達といえば、文武両道、敵と立ち回りもすれば、和歌や舞、楽器まで一通りのことは身につけることを求められた、それこそジャニーズのメンバーのようなもの。
中でも平家物語に出てくるメインの武将達は優れた人が多かったようです

大ちゃんが例えられたのは平清盛の長男、重盛です
この時代のどの記録でも人格者だと讃えられています。温厚で誠実な人柄で、みんなからの信頼の厚い人物でした。
大ちゃんもそうですね^^背中で語って、有言実行ならぬ無言実行、嵐メンも大ちゃんのおかげで安心して過ごせてます
後白河法皇と清盛の板挟みになり、苦悩のあまり病気になってしまうのですが、大ちゃんはそうなる前に嵐メンがみんなで助けてくれそうなので安心です

翔くんは清盛の息子知盛です重盛の異母弟に当たります。私のお気に入りの武将です^^
源平の戦いで総大将をつとめた知盛は、平家きっての知将と名高く、山口県彦島で、源氏軍の九州への上陸を阻止しました。壇ノ浦の戦いで敗れ、「見るべき程の事をば見つ。今はただ自害せん」と言って、碇をかついで重しにして入水したと言われています。
最期の言葉もかっこ良くて、気の利いた言葉がさっと出てくる翔くんにぴったりです

相葉ちゃんは、知盛の弟、重衡です
人に心遣いをする人で、明るく冗談好き、女房達からも大人気でした。源氏の捕虜になった時にも、頼朝に気に入られて手厚くもてなされたそうです。
妻との別れのエピソードなど、バラの花束を買うようなロマンティックなことが好きな相葉ちゃんにふさわしい感じがします

ニノは、清盛の甥、敦盛です
笛の名手として名高く、祖父が鳥羽院から賜った名笛を譲り受けて大切にしていたそうです。ニノも楽器が得意なので選ばれたのでしょう。ただ、この頃の公達は楽器が基本教養なので、何かの楽器は演奏できていたようです。
17才?で一ノ谷の戦いに参加し、熊谷直実に討ち取られた話は有名です。ニノも別の意味で永遠の17才ですね
 
潤くんは、重盛の長男、維盛です
光源氏の再来とも言われた美貌の貴公子で、見る人すべてを魅了したといいます
青海波を踊る様子を、「あまりに優れているので、心惹かれて目が離せない。烏帽子に差している桜の花のように美しい」と書かれているほどです
確かに潤くんのオーラとフェロモンは「ただならぬ(並々でない)」です。間近で見ると、ほんとに「キラキラキラ…」っていう効果音が聞こえてくるような華やかさです

素敵な貴公子達を見てキャーキャー言うのは、今も昔も変わらず…。
さて今年は、何度垣間見できることでしょうか